新年度のクラス授業は2025年2月1日よりスタートします。
各クラスとも先着5名までとなりますので、入塾希望の方は今すぐご連絡ください。
クラス授業は全てオンライン授業ですので、お住まいの地域にかかわらず受講できます。
渕上塾のオンライン授業は教室での対面授業と同様、対話型のライブ授業です。単なる動画配信ではありません。
これについては「渕上塾の特徴と指導理念」のページでも書いておりますので、そちらもぜひご参考になさってください。
他の大学受験塾や予備校と比べて、渕上塾では毎回の宿題の量が多いです。
また、少人数でゼミ形式で授業を進めるため、受講する皆さんはそれらの宿題を毎回きちんとこなしてこなければならない。
少人数制というメリットを活かし、毎回の授業では生徒さんを順番にあてていくので、緊張感をもって授業に臨むことができます。
大手予備校などの、1クラスの人数が数十人以上の授業や、先生が一方的に解説するだけの授業とは異なり、渕上塾では毎回あてられますので、皆さんは大量の宿題をきちんとこなしてこなければなりません。
結果として、大手の大学受験塾や予備校に通うのと渕上塾に通うのとでは、皆さんの勉強量がぜんぜん違ってくる。
だから当然、伸びるのです。
まずはうちでクラス授業をとって、半年間、私の指示通りにやってみてください。
驚くほど英語力が上がりますから。
偏差値10ぐらいなら簡単に上がります。
渕上塾では英文を正確に読むことを重視して指導しています。
大学受験の英語は難関大学になればなるほど、読解力の勝負になります。
文法知識のみを問う問題は少なくなり、それらの知識を長文を読むうえで活かすことが求められます。
英文を細かいところまで正確にきちんと読みこなす、それを自分の言葉で要約する、自分の考えをきちんと英語で伝えられる。
こういった能力が問われるのが、難関大学の受験英語です。
大学入学後、授業についていくために必要な英語力を備えているか否か。
それがいったい何を指すのか、はっきりしない。
「ヨーロッパの政治がこの先どうなっていくか」とか、「今後のヨーロッパの政治がどのような方向に向かっていくか」とか、訳すべきなんですよ。
たしかに、evolutionは「進化」って書いてますよ、辞書には。
「どのような方向に向かっていくか」とは書いていない。
でも、言ってることはそういうことだよね。
で、第二文。
「そこに重要な賭け金を持っている」ってなんだ?
例えばフランスの大統領選でどの候補が勝つか、賭けでもしてるんでしょうか?
まあ、そういう場合もあるかもしれないけどね。
何でもかんでも賭けの対象にする国もあるからね。
でも、これはたぶんそうじゃない。
このstakeは利害関係という意味でとるべきですね。
だから、「それに関して重要な利害関係がある」とか、
「それに対して重要な利害関係を有する」とか訳しておけばいいですね。
これが、文脈の中で、文脈に即した形で単語を訳すということなんです。
「ヨーロッパの政治がどのような方向へ向かうかは、本質的にはヨーロッパの人々が決めるべきことである。
しかしながら、大西洋のパートナーたちは、それに対して重要な利害関係を有している。」
どうですか。
ずいぶんはっきりしてきたでしょう。
構文を正確に把握し、単語を文脈の中で正しく訳すことができるようになると、
それだけで、英文の理解が格段にすすむんですよ。
ここまできちんとできれば、偏差値65くらいまではいくよ。
でも…
まだ、これで完成というわけではない。
多くの大学受験塾や予備校ではここまでなんです。
こんな訳文で正解としている。
学校でも大学受験の塾や予備校でも、「英語ができるだけの人」が英語を教えていることが多い。
だから、「大西洋のパートナーたち」って訳して、平然としている。
もう少しきちんと考えられる人だと、「大西洋沿岸の同盟諸国」ぐらいの訳はできる。
これくらいに訳せる先生は、英語の先生としてはたぶん少数派。
partners を文脈に応じて「同盟諸国」って訳せる英語の先生、はっきり言うけど少ないと思うよ。
で、「大西洋沿岸の同盟諸国って、具体的にはどこですか?」なんて、でしゃばりの生徒が質問しても、正しく答えられなかったりする。
「英語ができるだけの人」に英語を習っても、必ずしも英文を正確に理解できないんですよ。
普段から英語を教えていていつも感じることなんですが、大手予備校が監修している市販の問題集や赤本なんかの解答や全訳をみると、こういうのが非常に多い。
英語の訳としては間違っているわけではないんだけど、訳している人が内容を細部まで理解できていないから、読んでもよくわからない訳になっている。
「大学の英文科を出ました」とか「海外の大学を出ました」とか。
「だから英語はペラペラです」、「バイリンガルなんです」っていう人が、それだけで英文が読めるのかというと、全然そんなことはない。
一流大学の入試問題の英文は内容が難しいので、英語ができるだけでは正確には読めないのです。
例えば、みなさんの多くは日本で生まれ育って、日本語が母国語ですよね。
だから、みんな日本語はペラペラ、日本語はできるよね。
でも、入試の現代文、きちんと読めますか?理解できますか?
日本語としては読めるけど、何を言ってるのかよくわからない文章がたくさんあるでしょう。
これと同じで、英検1級でも、バイリンガルでも、それだけでは必ずしも難関大学の入試問題の英文をきちんと理解できるわけではないのです。
で、きちんと理解できていない人が、学校はもちろん大学受験塾や予備校で英語を教えていることが多いんですね。
先ほどの英文に戻ると、
「ヨーロッパの政治がこれからどのような方向へ向かうかは、基本的にはヨーロッパの人々が決めるべきことである。
しかしながら、(アメリカやカナダといった)大西洋沿岸の同盟諸国は、それに対して重要な利害関係を有している。」
渕上塾ではこのように訳します。
(アメリカやカナダといった)の部分は例えば傍線部訳の問題などでは書かない。
もし私が採点者だったら、書いてたほうが点数プラスするけどね。
しかし、それ以外の、要約や記述問題では付け加えておいてもいい。
なぜ、its Atlantic partners が、「アメリカやカナダのような同盟諸国」となるのか。
キューバやブラジルは、セネガルは含まれないのか。
まず、ヨーロッパのパートナー、同盟諸国ですから、当然、ヨーロッパの国々は含まれない。
次に、国際政治に関する文章で、ヨーロッパにとっての大西洋沿岸の同盟諸国といった場合、同盟とは何を指すのか。
普通に考えるとNATOですよね、北大西洋条約機構。
政経や地理をとってる皆さんは知ってますよね。
普通はこれを指すでしょう。
大西洋沿岸の、ヨーロッパ以外のNATO加盟国ってアメリカ合衆国とカナダです。
だから、アメリカやカナダのことだなと、わかるんですよ。
まあ、NATO加盟国を正確に知らなくても、国際政治の知識がそれなりにあれば、わかりますよね、大西洋岸のヨーロッパ諸国の同眼国といえばアメリカとカナダだと。
先進国でG7加盟国、かつての西側の国ですからね。
ヨーロッパ諸国にとっての脅威は何よりもまずロシアであって、それに対抗するための同盟です。
ブラジルやセネガルは第三世界、今の言葉で言うとグローバルサウスですからね。
でも、はっきり言いますけど、そういう姿勢でいるから勉強ができないんですよ。
頭の中のキャパシティが全然広がらない、大きくしようとしてないんですから。
これがない人は大学受験、はっきり言って向いてないよ。
だって大学に入ったって授業がつまらないだろうし、ついていけないだろうから。
脱線してしまいましたが、本題に戻りますね。
渕上塾ではこういう説明を交えながら、大学受験英語の長文を読んでいきます。
渕上塾で英語を学ぶ皆さんは、狭義の大学受験英語力だけでなく、様々な背景知識も含めた高度な英文リテラシーを効率よく身につけることができます。
どうせ習うんだったら、「英語ができるだけの人」ではなく、きちんと英文が読めるだけの知識と教養を備えた人に教えてもらったほうがいいですよ。
渕上塾のクラス授業は全てオンライン授業なので、地方や海外にお住まいの方も、首都圏の生徒さんと同じ授業を受講することができます。
これまでの努力や試行錯誤はいったいなんだったんだろうと思うはずです。
渕上塾では英文を正確に読むことを重視して指導しています。
大学受験の英語は難関大学になればなるほど、読解力の勝負になります。
文法知識のみを問う問題は少なくなり、それらの知識を長文を読むうえで活かすことが求められます。
英文を細かいところまで正確にきちんと読みこなす、それを自分の言葉で要約する、自分の考えをきちんと英語で伝えられる。
こういった能力が問われるのが、難関大学の受験英語です。
大学入学後、授業についていくために必要な英語力を備えているか否か。
これを判断するための入試問題なのです。
したがって、渕上塾では何よりもまず、きちんと長文が読めるようになることに重点を置いて指導していきます。
そのために必要なことは何か。
まず第一に構文を正確に把握すること、次に文脈の中での単語の意味の把握、最後に内容理解です。
順番に説明していきましょう。
まず正確な構文把握のためには、当たり前ですが普段から正確に読む訓練をしなければなりません。
「全体の大まかな意味が分かればよい」という姿勢で、細かいところは気にせず、難しいところは読み飛ばして、いわゆる「速読」をやっている限りは、いつまでたってもきちんと正確に読めるようにはなりません。
ましてやパラグラフリーディングなどと称する「飛ばし読み」なんて論外。
もちろん、最終的には早く読めるようにならなければならないのですが、それは偏差値60とか65とか、とれるようになってからの話です。
偏差値40台、50台で速読なんて、百害あって一利なし。
したがって、渕上塾では何よりもまず、きちんと長文が読めるようになることに重点を置いて指導していきます。
そのために必要なことは何か。
まず第一に構文を正確に把握すること、次に文脈の中での単語の意味の把握、最後に内容理解です。
順番に説明していきましょう。
まず正確な構文把握のためには、当たり前ですが普段から正確に読む訓練をしなければなりません。
「全体の大まかな意味が分かればよい」という姿勢で、細かいところは気にせず、難しいところは読み飛ばして、いわゆる「速読」をやっている限りは、いつまでたってもきちんと正確に読めるようにはなりません。
ましてやパラグラフリーディングなどと称する「飛ばし読み」なんて論外。
もちろん、最終的には早く読めるようにならなければならないのですが、それは偏差値60とか65とか、とれるようになってからの話です。
偏差値40台、50台で速読なんて、百害あって一利なし。
実際、今このページを読んでいる受験生の皆さんのなかで、英語の偏差値が40台や50台のまま伸び悩んでいる人も多いと思うんです。
で、そんなあなたに聞きますけど、これまで通ってきた塾や予備校で、速読やパラリーをやるように言われてきたんじゃないですか?
「各段落の最初と最後だけ読め」とか、「日本語に訳すな」とか、そんな指導(?)を受けてきた、あるいは今も受けていませんか?
それで、英語力伸びました?
あまり伸びてないよね。
まずはきちんと一文ずつ正確に読む習慣をつけないとダメなんですよ。
では、一文一文、構文を正確に読む訓練とは何か?
では、一文一文、構文を正確に読む訓練とは何か?
どうすればよいのか?
英文を和訳することです。
きちんと意味が通るように和訳しようすると、もとの英文を正しく読めていなくてはなりません。
間違った読み方をしていると、意味不明の訳文になってしまう。
そこで、考えるわけですね。
和訳しようとする英文の構文がどうなっているのか、SVOCや修飾関係を。
この作業を積み重ねることが長文和訳なんです。
したがって、長文を和訳するということは、英文を一文一文正確に読む訓練に他ならないのです。
次に文脈の中での単語の把握ですけど。
これができない受験生が非常に多い。
英語力が低い人は例外なくそうですけど、まあまあできる子たち、偏差値60台はとれるんだけど、そこから先がなかなか伸び悩んでいるという生徒さんがけっこいる。
で、その原因がどうもこのあたりにあることが多いんです。
構文はきちんと把握できるので、一文一文、英語としてはとりあえず正確に読めている。
にもかかわらず、内容がよくわからない。
その原因の一つとして、文脈に即した単語の意味の把握ができていないことが多い。
例えば、
The political evolution of Europe is essentially for Europeans to decide.
But its Atlantic partners have an important stake in it.
という英文ですけど、これ、どう訳しますか。
偏差値50くらいまでの、英語が苦手な生徒さんだと、こんな感じになります。
「ヨーロッパの政治の進化はヨーロッパ人が決断すべき本質だ。
しかし、その大西洋のパートナーたちはその中で大事なくいを持っている。」
構文が正しく把握できていないし、単語の訳も文脈に合っていないから、何言ってるのかよくわからないよね。
もう少しできる子たち、偏差値60ぐらいの生徒さんが訳すとこんな感じ。
「ヨーロッパの政治の進化は本質的にはヨーロッパ人が決めるべきことだ。
しかし、その大西洋のパートナーたちは、そこに重要な賭け金を持っている。」
これだと構文は間違っていない。
だからいちおう英語としては正しく読めている。
でも、いまいち何を言ってるのかわかりにくいよね。
わかるようでわからない、なんかもどかしい、はっきりしないんです。
まあまあ英語ができる生徒さんって、実はこんな感じで一文一文読んで、
理解してるつもりになっている。
だから、ぼんやりとした意味はわかるんだけど、
どうも何が言いたいのかよくわからないということになるのです。
この訳のどこがダメなのか。
まずは単語の訳し方なんです。
The political evolution of Europeを、「ヨーロッパの政治の進化」と訳したらダメ。
政治の進化ってなんですか?
なんとなくわかるけど、そんな日本語普段使わないでしょう?
まあ、立憲民主党あたりだとポスターのキャッチコピーに使いそうだけど。
「今こそ、日本の政治に進化を!」
英文を和訳することです。
きちんと意味が通るように和訳しようすると、もとの英文を正しく読めていなくてはなりません。
間違った読み方をしていると、意味不明の訳文になってしまう。
そこで、考えるわけですね。
和訳しようとする英文の構文がどうなっているのか、SVOCや修飾関係を。
この作業を積み重ねることが長文和訳なんです。
したがって、長文を和訳するということは、英文を一文一文正確に読む訓練に他ならないのです。
次に文脈の中での単語の把握ですけど。
これができない受験生が非常に多い。
英語力が低い人は例外なくそうですけど、まあまあできる子たち、偏差値60台はとれるんだけど、そこから先がなかなか伸び悩んでいるという生徒さんがけっこいる。
で、その原因がどうもこのあたりにあることが多いんです。
構文はきちんと把握できるので、一文一文、英語としてはとりあえず正確に読めている。
にもかかわらず、内容がよくわからない。
その原因の一つとして、文脈に即した単語の意味の把握ができていないことが多い。
例えば、
The political evolution of Europe is essentially for Europeans to decide.
But its Atlantic partners have an important stake in it.
という英文ですけど、これ、どう訳しますか。
偏差値50くらいまでの、英語が苦手な生徒さんだと、こんな感じになります。
「ヨーロッパの政治の進化はヨーロッパ人が決断すべき本質だ。
しかし、その大西洋のパートナーたちはその中で大事なくいを持っている。」
構文が正しく把握できていないし、単語の訳も文脈に合っていないから、何言ってるのかよくわからないよね。
もう少しできる子たち、偏差値60ぐらいの生徒さんが訳すとこんな感じ。
「ヨーロッパの政治の進化は本質的にはヨーロッパ人が決めるべきことだ。
しかし、その大西洋のパートナーたちは、そこに重要な賭け金を持っている。」
これだと構文は間違っていない。
だからいちおう英語としては正しく読めている。
でも、いまいち何を言ってるのかわかりにくいよね。
わかるようでわからない、なんかもどかしい、はっきりしないんです。
まあまあ英語ができる生徒さんって、実はこんな感じで一文一文読んで、
理解してるつもりになっている。
だから、ぼんやりとした意味はわかるんだけど、
どうも何が言いたいのかよくわからないということになるのです。
この訳のどこがダメなのか。
まずは単語の訳し方なんです。
The political evolution of Europeを、「ヨーロッパの政治の進化」と訳したらダメ。
政治の進化ってなんですか?
なんとなくわかるけど、そんな日本語普段使わないでしょう?
まあ、立憲民主党あたりだとポスターのキャッチコピーに使いそうだけど。
「今こそ、日本の政治に進化を!」
バカそうだよね。
それがいったい何を指すのか、はっきりしない。
「ヨーロッパの政治がこの先どうなっていくか」とか、「今後のヨーロッパの政治がどのような方向に向かっていくか」とか、訳すべきなんですよ。
たしかに、evolutionは「進化」って書いてますよ、辞書には。
「どのような方向に向かっていくか」とは書いていない。
でも、言ってることはそういうことだよね。
で、第二文。
「そこに重要な賭け金を持っている」ってなんだ?
例えばフランスの大統領選でどの候補が勝つか、賭けでもしてるんでしょうか?
まあ、そういう場合もあるかもしれないけどね。
何でもかんでも賭けの対象にする国もあるからね。
でも、これはたぶんそうじゃない。
このstakeは利害関係という意味でとるべきですね。
だから、「それに関して重要な利害関係がある」とか、
「それに対して重要な利害関係を有する」とか訳しておけばいいですね。
これが、文脈の中で、文脈に即した形で単語を訳すということなんです。
「ヨーロッパの政治がどのような方向へ向かうかは、本質的にはヨーロッパの人々が決めるべきことである。
しかしながら、大西洋のパートナーたちは、それに対して重要な利害関係を有している。」
どうですか。
ずいぶんはっきりしてきたでしょう。
構文を正確に把握し、単語を文脈の中で正しく訳すことができるようになると、
それだけで、英文の理解が格段にすすむんですよ。
ここまできちんとできれば、偏差値65くらいまではいくよ。
でも…
まだ、これで完成というわけではない。
多くの大学受験塾や予備校ではここまでなんです。
こんな訳文で正解としている。
学校でも大学受験の塾や予備校でも、「英語ができるだけの人」が英語を教えていることが多い。
だから、「大西洋のパートナーたち」って訳して、平然としている。
もう少しきちんと考えられる人だと、「大西洋沿岸の同盟諸国」ぐらいの訳はできる。
これくらいに訳せる先生は、英語の先生としてはたぶん少数派。
partners を文脈に応じて「同盟諸国」って訳せる英語の先生、はっきり言うけど少ないと思うよ。
で、「大西洋沿岸の同盟諸国って、具体的にはどこですか?」なんて、でしゃばりの生徒が質問しても、正しく答えられなかったりする。
「英語ができるだけの人」に英語を習っても、必ずしも英文を正確に理解できないんですよ。
普段から英語を教えていていつも感じることなんですが、大手予備校が監修している市販の問題集や赤本なんかの解答や全訳をみると、こういうのが非常に多い。
英語の訳としては間違っているわけではないんだけど、訳している人が内容を細部まで理解できていないから、読んでもよくわからない訳になっている。
「大学の英文科を出ました」とか「海外の大学を出ました」とか。
「だから英語はペラペラです」、「バイリンガルなんです」っていう人が、それだけで英文が読めるのかというと、全然そんなことはない。
一流大学の入試問題の英文は内容が難しいので、英語ができるだけでは正確には読めないのです。
例えば、みなさんの多くは日本で生まれ育って、日本語が母国語ですよね。
だから、みんな日本語はペラペラ、日本語はできるよね。
でも、入試の現代文、きちんと読めますか?理解できますか?
日本語としては読めるけど、何を言ってるのかよくわからない文章がたくさんあるでしょう。
これと同じで、英検1級でも、バイリンガルでも、それだけでは必ずしも難関大学の入試問題の英文をきちんと理解できるわけではないのです。
で、きちんと理解できていない人が、学校はもちろん大学受験塾や予備校で英語を教えていることが多いんですね。
先ほどの英文に戻ると、
「ヨーロッパの政治がこれからどのような方向へ向かうかは、基本的にはヨーロッパの人々が決めるべきことである。
しかしながら、(アメリカやカナダといった)大西洋沿岸の同盟諸国は、それに対して重要な利害関係を有している。」
渕上塾ではこのように訳します。
(アメリカやカナダといった)の部分は例えば傍線部訳の問題などでは書かない。
もし私が採点者だったら、書いてたほうが点数プラスするけどね。
しかし、それ以外の、要約や記述問題では付け加えておいてもいい。
なぜ、its Atlantic partners が、「アメリカやカナダのような同盟諸国」となるのか。
キューバやブラジルは、セネガルは含まれないのか。
まず、ヨーロッパのパートナー、同盟諸国ですから、当然、ヨーロッパの国々は含まれない。
次に、国際政治に関する文章で、ヨーロッパにとっての大西洋沿岸の同盟諸国といった場合、同盟とは何を指すのか。
普通に考えるとNATOですよね、北大西洋条約機構。
政経や地理をとってる皆さんは知ってますよね。
普通はこれを指すでしょう。
大西洋沿岸の、ヨーロッパ以外のNATO加盟国ってアメリカ合衆国とカナダです。
だから、アメリカやカナダのことだなと、わかるんですよ。
まあ、NATO加盟国を正確に知らなくても、国際政治の知識がそれなりにあれば、わかりますよね、大西洋岸のヨーロッパ諸国の同眼国といえばアメリカとカナダだと。
先進国でG7加盟国、かつての西側の国ですからね。
ヨーロッパ諸国にとっての脅威は何よりもまずロシアであって、それに対抗するための同盟です。
ブラジルやセネガルは第三世界、今の言葉で言うとグローバルサウスですからね。
ヨーロッパの同盟国ではない。
例えばこういう知識が、入試の英文を正確に理解するためには必要なんですよ。
でも、英語の先生でそこまでわかってる人はなかなかいない。
大手予備校でもそうだし、ましてや個別チェーンのアルバイト講師なんて言わずもがな。
これが先ほど三番目としてあげた「内容理解」なんです。
英文の内容をきちんと理解するためには、英語ができるだけでは不十分であって、幅広い知識が必要なんです。
知識は多ければ多いほどいい、大学受験の勉強では。
無駄なこと、役に立たないことなんてないんですよ。
勉強ができない人って、よく「○○は無駄だ」とか「△△は意味ない」とか、そんなことばかり言ってるじゃないですか。
必要最低限のことだけしか吸収しようとしない、学びたくない。
例えばこういう知識が、入試の英文を正確に理解するためには必要なんですよ。
でも、英語の先生でそこまでわかってる人はなかなかいない。
大手予備校でもそうだし、ましてや個別チェーンのアルバイト講師なんて言わずもがな。
これが先ほど三番目としてあげた「内容理解」なんです。
英文の内容をきちんと理解するためには、英語ができるだけでは不十分であって、幅広い知識が必要なんです。
知識は多ければ多いほどいい、大学受験の勉強では。
無駄なこと、役に立たないことなんてないんですよ。
勉強ができない人って、よく「○○は無駄だ」とか「△△は意味ない」とか、そんなことばかり言ってるじゃないですか。
必要最低限のことだけしか吸収しようとしない、学びたくない。
余裕がないんです。
でも、はっきり言いますけど、そういう姿勢でいるから勉強ができないんですよ。
頭の中のキャパシティが全然広がらない、大きくしようとしてないんですから。
勉強は、受験生にとってはもちろん志望校に合格するための手段ではありますが、もう少し広い目で、かつ長期的に見ると、それだけではない。
学ぶこと自体に意味がある。
単なる手段ではなく、それ自体が目的でもある。
色々なことを知ったり、わかるようになれば楽しいでしょう?
しかし、勉強ができない人の多くは、知的な事柄に興味も関心もないし、その面白さがわからない。
しかし、勉強ができない人の多くは、知的な事柄に興味も関心もないし、その面白さがわからない。
(お金や肩書といった)何か別のことに役立つか否か、そういった観点からしか学ぶことの意義を理解できない。
これでは勉強できるようにはならないし、一流大学に入るのも難しいと思うよ。
例えば慶応大学の入試問題を見てみてください。
英語でも小論文でもいいけど、教科書や一般的な受験参考書・問題集の内容を大きく超えるような知識を要求していることは明らかですよね。
英語力だけではあんな英文読めないからね。
イギリス人やアメリカ人のごく普通のおじさん、おばさんには理解できないよ、たぶん。
知識は絶対必要。
で、知識を身につけるためには知的好奇心や興味がないとダメなんです。
これでは勉強できるようにはならないし、一流大学に入るのも難しいと思うよ。
例えば慶応大学の入試問題を見てみてください。
英語でも小論文でもいいけど、教科書や一般的な受験参考書・問題集の内容を大きく超えるような知識を要求していることは明らかですよね。
英語力だけではあんな英文読めないからね。
イギリス人やアメリカ人のごく普通のおじさん、おばさんには理解できないよ、たぶん。
知識は絶対必要。
で、知識を身につけるためには知的好奇心や興味がないとダメなんです。
これがない人は大学受験、はっきり言って向いてないよ。
だって大学に入ったって授業がつまらないだろうし、ついていけないだろうから。
脱線してしまいましたが、本題に戻りますね。
渕上塾ではこういう説明を交えながら、大学受験英語の長文を読んでいきます。
渕上塾で英語を学ぶ皆さんは、狭義の大学受験英語力だけでなく、様々な背景知識も含めた高度な英文リテラシーを効率よく身につけることができます。
どうせ習うんだったら、「英語ができるだけの人」ではなく、きちんと英文が読めるだけの知識と教養を備えた人に教えてもらったほうがいいですよ。
渕上塾のクラス授業は全てオンライン授業なので、地方や海外にお住まいの方も、首都圏の生徒さんと同じ授業を受講することができます。
渕上塾のオンライン授業は、大手予備校のような動画配信や録画配信ではありません。対話型のライブ授業です。
新年度のクラス授業は2025年2月1日よりスタートします。
各クラスとも先着5名で締め切ります。また、塾長渕上のスケジュールが埋まり次第、受付終了となりますので、入塾を希望される方は今すぐお問い合わせ、お申し込みください。
毎回、慶應義塾大学の過去問から2,3題の長文をピックアップし、これを全文和訳したうえで解答を作成してくることを宿題とします。
少人数制のメリットを活かし、毎回の授業では生徒の皆さんを順番にあて、それぞれの和訳や英作文などを細かく添削していきます。
1.大学受験英語の基礎
時間数・回数:1回2時間×週1回(月4回)
受講料:6か月・440,000円、12か月・770,000円(税込)
英語+小論文(月8回):6か月・770,000円、12か月・1100,000円(税込)
概要:難関大学を目指す高校1,2年生を対象としたクラスですが、英語を基礎からやり直したい高校3年生・浪人生も受講できます。
毎回の授業は文法と読解がほぼ半々程度、読解は、1)正確な構文把握、2)文脈に即した単語の意味の把握の二点を重視し、英文和訳に重点を置いてすすめていきます。
毎回の授業は文法と読解がほぼ半々程度、読解は、1)正確な構文把握、2)文脈に即した単語の意味の把握の二点を重視し、英文和訳に重点を置いてすすめていきます。
2.慶應に合格するための英語
時間数・回数:1回2時間×週1回(月4回)
受講料:6か月・440,000円、12か月・770,000円(税込)
英語+小論文(月8回):6か月・770,000円、12か月・1100,000円(税込)
概要:慶應義塾大学を目指す受験生を対象としたクラスです。
文法・語法の基礎知識はすでに習得していることを前提に、長文読解を中心に授業をすすめます。毎回、慶應義塾大学の過去問から2,3題の長文をピックアップし、これを全文和訳したうえで解答を作成してくることを宿題とします。
少人数制のメリットを活かし、毎回の授業では生徒の皆さんを順番にあて、それぞれの和訳や英作文などを細かく添削していきます。
3.医学部に合格するための英語
時間数・回数:1回2時間×週1回(月4回)
受講料:6か月・550,000円、12か月・880,000円(税込)
概要:私立医大および国公立大学医学部を目指す受験生を対象としたクラスです。
毎回、医学部の過去問を題材とし、少人数の演習形式で授業を進めていきます。
医学や自然科学、環境など、理系の題材の英文にやや重点を置いて問題をピックアップしますが、私立医大ではエッセイや物語文など文学的な英文も出題されることが多いため、これらも含めた幅広いテーマを扱います。
また、和文英訳や英文和訳、内容説明など、記述問題に関しては、生徒さんの答案を添削し、試験本番で得点できる記述力を養います。
さらに、一部の私立医大ではややマニアックな語法・文法問題も出題されますが、これらに関してはどこまできちんと覚えるべきか、どれが「捨て問」なのかを明確にし、効率よく得点力アップに結び付くように指導していきます。
4.国立大学に合格するための英語
時間数・回数:1回2時間×週1回(月4回)
受講料:6か月・440,000円、12か月・770,000円(税込)
英語+小論文(月8回):6か月・770,000円、12か月・1100,000円(税込)
概要:東大、一橋、東工大、横国、筑波、京大、阪大、名大、東北大、北大、九大など、国立大学を目指す受験生を対象としたクラスです。
文法・語法の基礎知識はすでに習得していることを前提に、長文読解および英作文を中心に授業をすすめます。
毎回、国立大学の過去問を課題として取り上げ、和文英訳、英文和訳、内容説明、要旨要約など、記述問題できちんと点が取れる答案を作成することを目指して授業をすすめます。
授業では生徒さんそれぞれの答案を添削・コメントし、点を取るためのポイントを明確にすることで、記述問題における得点力の向上をはかります。
5.GMARCHに合格するための英語
時間数・回数:1回2時間×週1回(月4回)
受講料:6か月・440,000円、12か月・770,000円(税込)
英語+小論文(月8回):6か月・770,000円、12か月・1100,000円(税込)
概要:学習院、明治、青学、立教、中央、法政、明学、武蔵など、難関私大を目指す受験生を対象としたクラスです。
毎回、上記大学の過去問を課題として取り上げ、一文一文、正確な構文把握と文脈を踏まえた単語の意味の把握に重点を置いて授業をすすめます。
これらの大学で出題される長文を細部まで正確に読み取る力をつけることを目指し、内容理解を重視した英文の読み方を伝授します。